半径5メートルはババァゾーン

38歳一ババァの日常を皆さんにお届けします。

ワス的フェミニズム文学

はあちゅう(伊藤春香)先生が直近のインタビューで早くフェミニズムを知りたかったと仰っておりました。「アリーテ姫」を読んだのはおそらく小学生でしょう?十分はやいとは思いますよ、ワスは未読ですし。

 

さて、ワスがこれがフェミニズム文学だったなぁと思った作品を紹介します。まずは田辺聖子訳「おちくぼ姫」、これは染みる。ゴリッゴリなのは宮尾登美子の「寒椿」。他にもグレン・サヴァンの「僕の美しい人だから(原題:ホワイトパレス)」はフェミニズムだけでなくてインディアンルーツやアルバイト差別も織り込んだ大好きな作品。

全て、あからさまに(少年ジャンプ的に)賢くて強いヒロインではないのだけど、女性の美しさや尊さがしっかり描かれていて好きです。

そして、忘れちゃいけないギリアン・フリン著「ゴーン・ガール」。作中のもしもを想像すると……エイミーが地方の大学で職を得て、飲食店への投資もエイミー名義で成功……という姿。アメリカにはそんな女性いそうです。しかし作中でそうならないのは、両親によって「アメージング・エイミー」としてコンテンツにされたから。

アメリカの分かりやすい成功した夫婦の例として、エネルギッシュな経営者トランプと美しい妻メラニアと、それぞれ専門分野で活躍するバイデン夫妻という2パターンがアメリカにはあります。前者を目指すと、どうしても後者にはなれないのかもしれません。

ゴーン・ガール」は自由の国🗽で自由に生きれば幸せになった有能な女性が、親が理想の少女・女性としてコンテンツ化したせいで、不寛容で邪悪な女性へと成長する話です。ただの裕福な主婦の日記を「失踪した女性」の日記としてミステリー仕立てにすることによって、グングン読ませていく文章の力。

一気読みしました👏。

はあちゅうアンチウォッチャーにオススメの一作です❣️

 

追記:フェミニズム絵本は「さくらもちのさくらこさん」。同著者の前作の「うどんのうーやん」を読んできれいなさくらもちでいることに疑問をもったさくらこさんのお話しです。さくらこさん大暴れ❣️うちの2歳ちゃんにも読み聞かせています。フェミニンなご子息に、早くフェミニズムを知らせたい皆さま、是非チェケラ🤟🏻💕︎💕︎。