こんばんは、ポスト田イット乃です。
敬老の日に105歳の祖母が亡くなりました。葬儀も終わり、介護休暇をとっていた母を迎えに行って来ました。
先週金曜日の夜、新幹線に乗り鹿児島中央駅へ。JR九州ホテルに泊まり、スペースでの朗読会。今回は短編「ムーミン谷の仲間たち」に収録されている「ニョロニョロのひみつ」を読みました。
著者トーベ・ヤンソンさん、"家族のことを心配し過ぎないほうが良心が育つ"のは本当でしょうか?
それは「ニョロニョロのひみつ」に書かれてあることで、ニョロニョロの自由に見える生き方に憧れて家出したムーミンパパへの家族からの態度についての記述。奇しくも、キリスト教系の大学で良心教育なるものを受けたので"良心"はキリスト教の概念なのでしょう。話の中でムーミンパパは無事良心を取り戻し、ムーミン谷に帰ってきました。
翌朝、夫が以前出張で食べて絶賛していた朝食ビッフェをいただきました。鶏飯と豚しゃぶ、さつま揚げ……土地の美味しいもの、いただきました❤
駅まで母に迎えに来てもらい、祖父母の墓参りをしました。桜島サービスエリアで伯母他、伯母家族合計4人と合流。大阪行きのフェリーが出る志布志港まで見送りに来てくれるのです。ランチは垂水の港にある海の桜勘という所。スマホのナビをセットして、あとは伯母家族の車について行くだけと思い音声を切っていたのが、間違いの元。
伯母の車はシルバーなのに、加治木ICで白い車について行き鹿児島空港を過ぎたあたりで気づきUターン。そこではぐれ、音声を切っていたため国分出口で降りなければいけないのに降りそびれ、海沿いから離れて山の中へ!なんとか見つけた海へ戻る道はぐねぐねの山道で、運転を嫌いでなくて良かったと今回ほど思ったことはありません。
機嫌が良ければ何でも乗り越えられるという点は母も私も共通した物事への態度なのでケンカになることはなく、1時間待たせた伯母家族も苛立つことはなく「思い出になるね」といってもらいました。ムーミンを読んでる場合でありませんでした、道をちゃんと調べておけばよかったです💦。
無事垂水についてランチ。港は絶景。
🐟の頭の煮付けは骨まで柔らかく丸ごと食べました。
港には魚を悼む石碑も。
道の駅はまびらでお土産を買って、同行の小学生ちゃんのために大黒イルカランドへ。
イルカとペンギンとウミガメがたくさんいました。イルカのキッスは優しい💕
伯母家族に見送ってもらい、さんふらわあ きりしまに乗船。スーペリアツインは快適でした。母をマッサージして、お風呂に入り呑んだくれ、サックスカルテットを聴き、プロジェクションマッピングを見ました。船の中を堪能しました。
大阪についてからは母の今後についてを聞きながら、自分の経験から考えを述べて「自分で決めてね」、と言い添えました。家族を心配しないことで良心が育つ、とのトーベ・ヤンソンの話を信じて、母の自由を邪魔しないようにしたいです。105歳で亡くなった人の娘ですもの彼女の人生はまだ30年はあるのです。大阪の妹弟に土産をわたし、実家に母を送り届け、娘業はおしまいです。感情的にはならないけれど頼りなくてごめんなさい💦。
お読みくださいましてありがとうございました。鹿児島はミカン🍊の季節が来ていて、何食べてもおいしいですよ♥️