こんにちは、ポスト田イット乃です。
皆さん新短文SNSスレッズやってますか?Twitterにせよ、スレッズにせよ、Blueskyにせよ。それぞれの場所でそれぞれの仲間と楽しくやりたいものですね。
さて、本日はTwitterのTLにこちらが流れてきましたので思うところを書きます。
内容には一切触れません。冒頭の"SNS界隈"がとても気になりました。「SNS」はソーシャル・ネットワーキング・サービスの略、Web上で社会的ネットワークを構築可能にするサービスのことを指します。そして、「界隈」とは「~の近く、~の近辺」などの意味を持ちます。はあちゅうさんがSNS近辺という意味で使われたならばおかしくはありません。しかし、「界隈」は、昨今では「特定のジャンルを好むコミュニティ」の意味合いで使われる傾向にあります。
昨今流行っている意味合いで言えば「ソーシャル・ネットワーキング・サービスを好むコミュニティ」という意味になります。そう、これはかの有名なTwitter小説「仮想人生(改題:特別な人生を、私にだけください。)」で話題となった「熱いホットコーヒー」と同じトゥーマッチな表現なのです。私はこんな言葉思いつかないですし、思いついたとしてもSNSに投稿しません。はあちゅうさんの盛る技術は凄い。彼女と自分の才能の差にクラクラしてしまいます。
文庫本で彼女の小説を読み、私はアンチ間で耳にした「熱いホットコーヒー」に注目しました。結論はその用法に間違いはないと感じました。なぜなら、熱いホットコーヒーを買う主体が、婚約破棄された絶望を抱えながらハードワークをこなしつつもセックス依存をTwitterではらす42歳のバリキャリ独身女性だったからです(このキャラ設定自体に盛る才能がほとばしっています😇)。
以前、私はメンタル不調を抱える独身の女友だちから「自販機で買った飲み物を忘れてしまう。」という相談を受けたことがあります。女友だちは、流れゆく毎日、流れゆく人間関係の中で水分補給が上手くできなくなる状態にありました。中年女性には、どういう状態のどういうものを飲んで毎日生きているのか分からなくなり、言葉で上手く表現できなくなることがあるのです。その状態を表現した言葉として、「熱いホットコーヒー」は適切であると感じました。決して推敲が足りていないわけではない、見捨てられて干からびる女のリアルをそこに感じました。
はあちゅうさんは現在37歳シングルマザー、「SNS界隈」に生きる人。今後ともはあちゅうさんの悲しみの盛った表現、今後は特に推敲された表現を楽しみに🍵していこうと思います。はあちゅうさんのご多幸とご健勝をお祈りします。